白血病などを治療する方法に“骨髄移植”という方法があります。白血病を治療するため
には、白血病の患者さんに強い放射線を当てて白血病の細胞を殺してしまう方法があります。
しかしこうすると正常の血液を造る細胞もやられてしまうので、放っておくと体中の血液細
胞が無くなってしまいます。そこで従来はHLA(体の血液型の様なもの)のタイプをあわせ
て大人の方の骨の中にある骨髄に太い針を入れて1 Lぐらいの骨髄液を取り出しその中から
血液幹細胞を取り出して、患者さんに輸血していました。これが“骨髄移植”です。
しかしこの方法は大人のボランティアの協力が必要でボランティアの方は提供するために
入院することが必用でした。入院だけではなくって骨髄液採取は一種の手術ですから、提供
する方にも相当の覚悟が必用でした。
ところがその治療効果と同じかそれを上回る方法としてさい帯血から血液幹細胞をとる方法
が開発され、現在では骨髄移植法を越える勢いで白血病治療に使用されています。
このさい帯血を集めて検査し調整して保存し、治療に使用できるようにするのがさい帯血
バンクです。大阪には“京阪さい帯血バンク”があって施設基準をクリアしたさい帯血採取
医療機関が当院を含めて6施設あります。 |