コルポスコープ(子宮頚部拡大鏡検査)
子宮の入り口を拡大して、肉眼では分からない病変を見つけます。

ねらい組織診
コルポスコープで見つけた病変の一部ををねらって
採取・検査します。

HPVウイルスタイプ検査
子宮頚部ガンの原因のほとんどは、HPVウイルスの細胞への進入によるものです。子宮ガンの人のHPVウイルスのタイプを調べると、95%が16型か18型であることが知られています。

子宮頚部円錐切除(特に高周波を使った方法)
上記の検査で異常を指摘された場合に行う検査で、0期のガンや前ガン状態の場合はこれだけで治療にもなります。
子宮頚部ガンの発生原因にHPVウイルスが関係することが知られるようになりました。子宮内から続いている入り口部分の粘膜は薄くて剥がれやすく、剥がれたときにHPVウイルスが入り込むと、細胞の配列や形に変化が起こり「異形上皮」という状態になります。これが「前ガン状態」です。

異形上皮はその程度によって、軽度・中等度・高度に分けられます。軽度や中等度のものは、粘膜の新陳代謝に伴い正常化するものが多いのですが高度の場合は高い確率でガン化が心配されます。
以前はこのような状態に至ると、子宮を全部取ってしまう手術が行われていました。しかし、出産を考えている女性や子宮を取りたくないと思っている女性のために“子宮を温存する治療法”が考えられるようになりました。

焼いたり冷やしたりする方法
「レーザー光線」や「電気メス」などで子宮の入り口の異形上皮部分を焼いてしまう方法、「凍結法」などがあります。これらの方法には“子宮がほとんど減らない”というメリットがありますが、“本当にガンは無かったかどうか”という点や“再発した時に見つけにくい”という点から、慎重な適用・検討が必要になります。

メスで切り取る方法
以前から診断をつけるために行われてきた手術方法です。しかし、出血が多く、入院することがほとんどです。

レーザーメスで切り取る方法
この方法は「高周波子宮頚部円錐切除術」と同等の効果があり、大学病院をはじめとする多くの施設で使用されている方法です。ただし、“少し時間がかかる”という難点もあります。

高周波子宮頚部円錐切除術
「高周波凝固器」を使用し、子宮からの出血を止めながら円錐状に切除する方法です。当院が開発した方法で、すでに2000人以上の方がこの方法で子宮を取らずに治療されています。手術時間は数分で、もちろん入院の必要はありません。“採取した標本から病気の程度を正確に診断できる”“術後の経過観察が十分に行える”というメリットがあります。現在では、「婦人科CIN治療研究会」に所属する多くの先生の施設で受けいただけるようになりました(実施医療機関一覧)。特に筑波大学の角田先生の施設では初期のガンにも適用され、多くの成功例をもっておられます。
エンドサイトによる細胞の摂取 超音波検査:子宮の粘膜の状態を観察

子宮内に細胞を採取する器具
を入れて顕微鏡で観察します。
子宮鏡検査:内視鏡で直接患部を観察